知るとは知らないことを知ること

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 有名な言葉ですが、孔子が述べたものをまとめたものに『論語』があり、「子、曰く」という文章が有名ですよね。

 『論語』の為政第二の第十七に以下の文章があります。

子曰、由、誨 女知之乎。

知之為知之、不知為不知。

是知也。

子曰く、由よ、汝に之を知ることを誨えんか(おしえんか)。これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知るなり。

 

 知るということを教える話しなのですが、「知っていること、知らないことを知ることが知るということ」という意味になります。『論語』は何度か読んだことがあるのですが、この文章は忘れられないですね。

 

 東洋医学の勉強を始めた頃は何が分からないことが多く、何を知っているのか分からない状態でしたし、とりあえず、気になった書籍を手当たり次第に見ている状態でしたね。見るもの全てが知らないことだったので、読んでいくうちに疑問が強くなり、最終的には古典も見ないといけないのだと思った覚えがあります。

 

 現在は、自分の頭の中が整理をされてきたので、分からないことは分からないし、疑問に思ったら調べていくことが多くなりました。

 

 こういった作業を繰り返していくことで、自分の中で知っていることと知らないことが分かるようになってきたので、最近は、孔子が言う「知る」という状態に少しは近づいてきたのかなと思っています。

 

 「知る」に近づいたと思っていて、ブログを書き始めたら、知っているつもりで知らなかったということにも沢山出会いましたし、実はまだ「知る」というのに近づいていないのだなと再認識をしましたね。

 

 どれだけ時間がかかっても完全に知るというのは難しいのでしょうから、情報を集めて、自分の中で整理分類することは続けようかなと思います。

 

 調べれば調べるほど、知っているつもりだと思うことが多いですし、「知る」って奥が深いことだなと思いますね。

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