東洋医学を案内する資料

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 東洋医学を一般の人に理解してもらうために資料を作るという話を聞くことがありますが、その資料って、本当に一般の方向けなのかなと思うことがあります。

 インターネット上であれば、興味がある人が調べていることが多いので、やや専門的な内容が入っていてもわかるのですが、興味を持っていない人に案内をするのであれば、やり方は変えないといけないのではないかと思うことがあります。

 

 興味がある人は調べていると思うので、少しは意味を理解することもありますし、学ぼうという姿勢があるので、読むし知識が入りやすいと思うのですが、興味がない人に渡す資料だとしたら、1行で分るようにまとめないといけないのではないかと思います。

 

 例えば、自分が全く興味ない分野の話を聞くのは苦痛でしょうし、ましてや文章を読むなんてことはしないですよね。パソコンの使い方は知りたいなという程度の人に対して、パソコンはどういった構造と機能で出来ていて、プログラムから説明をするのであれば、すぐに聞こうという姿勢がなくなってしまい、資料を作っても読んでもらえることが少ないのではないかと思います。

 

 一般のイメージを利用して、「痛みは鍼灸治療」「体質改善は鍼灸治療」ぐらい言葉の方が記憶に残るでしょうし、「肩の痛みが改善しました」という程度の方が理解はしやすいのではないかと思います。

 

 もちろん、配る方が腰痛を発生させやすい人達なのであれば、「腰痛改善」という言葉に変える必要があるので、対象をどうするのかを考えておくことは必要だと思いますね。

 

 私は、勉強を兼ねて他の治療院に行ってみることがあり、東洋医学の説明の資料があれば目を通すことがあるのですが、「鍼灸は痛みを改善します」という文章だけではなく、その先がかなり小難しい話が多くなっているので、もっと省略してもいいのではないかなと思うことがあります。

 

 私自身に広告作成スキルがないので、どういった形が最適だということはできないのですが、興味がない方に興味を持ってもらうのであれば、出来るだけ簡単にする方がいいのだろうなと思います。

 

 陰陽・五行などの話を使うのであれば、占いの話にすることもできるので、占いの資料だったら、手に取る可能性も高いでしょうね。

 

 いろいろなブログやニュースを読んでいると、流行に敏感になっていき、流行っているものを見て、何で流行っているのかの理由を考えるようにしていくと、どういう物が人の人気になりやすいのかを理解できるので意識をした方がいいという話を見かけることがありますね。

 

 何度も見ているのですが、ついつい流行に敏感ではないので、いつも反省しているところなのですが、東洋医学を案内する資料を本当に作成するのであれば、流行は何故起こるのかを考えてみるのもいいのかもしれないですね。

 

 流行で終わってしまうのは、中身がない物も多いですが、流行から当たり前の状態になる場合もあるので、多くの人が東洋医学を案内する資料などを作り、流行にして、当たり前になるという動きがあるといいだろうなと思っています。

 

 もちろん、一人では出来ることではないですし、多くの方が同時多発的に行うことで大きな動きに繋がっていくのだろうと思います。もし、このブログにたどり着いて、資料を作るのに悩んでいるというのであれば、そういった方は多くいて、一人ではないというのは頭に入れておくのもいいのかと思いますよ。

 

 それに資料を作っているということは、業界の普及にも役立っているので、目の前だけの仕事ではなく、今後に残る仕事でもあると言えますね。

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