足裏のツボは東洋医学?

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 足裏のツボということだと多くの方が想像するのが、足裏マッサージなのだと思いますが、足裏マッサージの多くは東洋医学とは関係がないです。

 足裏マッサージで有名なものに台湾式、英国式がありますが、もともとはアメリカの理学療法士が作ったリフレクソロジーという療法がイギリスと英国で流行り、日本でも流行(?)したものです。

 

 東洋医学では確かに足裏にツボはあるのですが、リフレクソロジーとは違います。リフレクソロジーは足裏に身体の反射区があるという考え方なので、東洋医学に似ているのですが、考え方も対応するものも違いがあります。よく見ていくと似ている部分もあるので、臨床的な反応というのではやっぱり共通しているのかなとも思います。

 

 そういえば、英国式リフレクソロジーの店舗は一時期、とてつもない出店をかけていましたが、台風のように過ぎ去ってしまいましたね。治療というか慰安の方法には、いろいろな物があるので、新しいのが出てきたと思ったら、あっと言う間に消えて、また次の物が出てくる状態を繰り返しますよね。

 

 リフレクソロジーに感謝をしないといけないのは足裏から身体の状態が変化をするのではないかという考え方を広く普及してくれたので、足底のツボを使う時の説明しやすくなったのではないかと思います。

 

 足底や手、耳に対する反射区は東洋医学の中でも整理をされているのですが、恐らく、リフレクソロジーの影響もあるのではないかと思います。ただ、全身に経絡があって、経絡を使っていくことで、いろいろな症状に対して治療を出来るので、足底、手、耳の反射は補助として使っていくという程度が多いのではないかと思います。

 

 リフレクソロジーを考えていくときには、両足の足底を合わせた状態にして、足底側から見て身体を配分していく方法になるので、指先は頭顔面部と関係をしやすく、踵は身体の下部なので生殖器との関係性が深いということになりますね。

 

 経絡では踵は腎経・膀胱経、陰蹻脈・陽蹻脈との関係が深いところになるので、生殖器との関係は腎と関わるので、腎の働きと関係が深いとも言えますよね。

 

 こうやって考えていくと、リフレクソロジーの理論を経絡の概念と組み合わせていけば、東洋医学の考え方とリフレクソロジーの考え方を組み合わせて使っていくことができるので、患者さんにも説明がしやすいのではないかと思います。

 

 経絡だと、イメージがしにくいですけど、リフレクソロジーの図であれば、対応する反射区も書かれているので、ここはこれに関係をするのですと言いやすいですしね。

 

 聞いている方も経絡だと想像してイメージをしないといけないので、意味が分からなくなりやすいですが、反射区だと図にそのままの単語で書かれているので、「そんなものなのか」ということで納得はしやすいのではないかと思います。

 

 東洋医学の概念は経絡・臓腑を考えていくことで身体の隅々まで繋げて考えていくことができるので、様々な療法のいいところを自分なりに解釈をしながら取り入れていくことも可能だと思っています。

 

 応用範囲が広いということは、相手からすと広すぎて意味が分からなくなるので、東洋医学だと神秘として感じてしまいがちでしょうが、単一の考えを利用していくことで、患者さんへのイメージ化を図り、少しずつ、東洋医学を理解していってもらう方が分かりやすいのではないかと思いますね。

 

 ということで、いろいろな療法がありますが、それは別の物として考えるのではなく、経絡・臓腑だったらどうやって繋げていけるのかを考えながら勉強をすると、今あるものにプラスしていけると思います。

 

 一つ一つを学んでいって別の物にしていってしまうと、せっかく積み上げてきた物をゼロにしてしまうことになるので、積み重ねるように知識を重ねていくことが重要ですね。

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