鍼灸師の地位向上

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 鍼灸師の仕事はやりがいがあるけど、他と比較をすると年収が低い傾向があり、一般の人からすると、何をやっているのか分からない職業の一つではないかと思います。

 鍼灸師という物が多くの人に知られるようになり、理解してもらうことが鍼灸師の地位向上に繋がっていくのではないかと思います。

 

 地位向上に何が必要なのかと言えば、「鍼灸が何に効くのかわからない」「鍼灸は痛そう」というのが払拭されていかないといけないのではないでしょうか。一番、早いのはメディア戦略を取って、鍼灸師が題材の映画でも出来るといいのでしょうけど、日常的過ぎて面白みにかけそうですね。

 

 時代ドラマであれば人気が出そうなので、江戸時代の杉山和一、戦国時代の曲直瀬道三なら面白そうですね。曲直瀬道三は当時の皇室、織田信長、毛利元就の治療をした人ですし、脈診によって山崩れや津波といった天変地異まで予知したという説話があるので、ストーリーとしては面白そうですね。

 

 医療ドラマは何本も作られているので、伝統医学が中心となった物も出来ると思うし、流行ると思うのですけどね。いきなり映画やドラマになることはないので、やっぱり漫画からなのでしょうか。

 

 メディア戦略は映画などもありますが、多くの鍼灸師が日々書いているブログも一つのメディア戦略になってくると思うので、いろいろな症状に対しての鍼灸の考え方や治療の仕方が表に出てくると、鍼灸が広まって普及啓蒙に繋がるのではないでしょうか。

 

 医療の中での信頼という部分でも、「鍼灸って何?」というのが中心でしょうから、どういった症状や身体に使っていけるのかが広がると理解をされていくのではないですかね。

 

 鍼灸師の地位向上は、社会的な面からも考えていくことが出来るのですが、社会的な信用は低いのではないでしょうか。例えば、よく聞く話しだと鍼灸で働いている、開業をしている状態で、お金を借りようとすると、かなり難しい顔をされることが多く、鍼灸師の年収や今後に対しては信頼をされていないのではないでしょうか。

 

 開業に関しては比較的お金を借りられることが多いのですが、家を買おうとしたら買えないという話しはよく出てくることなので、金融業からしたら、鍼灸師は個人事業主や個人事業主の従業員であることも多いので、長く働けるのかというところが疑問なのでしょうね。

 

 業界の中で株式会社が増えてくれば、金融業からの見方が少しは変わってくるかもしれないですね。

 

 一人一人の鍼灸師の活動は治療だけではなく、普及啓蒙につながっているので、多くの人が情報発信をするようになり、会社化するのが増えてくれば、社会からの認知度は変わってくるのではないかと思います。

 

 鍼灸師が情報を発信して、外部との繋がりを作っていくことで、多くの人が鍼灸について知って、鍼灸治療を受けるようになってくると、制度や内容を吟味していく動きになるのではないでしょうか。

 

 会社であれば上の指示から変わっていくことがあるでしょうが、社会の変容を考えるのであれば、市井からの流れが制度を変える方向にいくのではないかと思います。過程としては非常に時間がかかるのかもしれませんが、先人が築いた土台を利用して、その上に着実に積み重ねていくのがいいのでしょうね。

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