自分の見識を高めるのに大切な3つのこと

Pocket

 知識を高めて習熟していくためには、見識を高め、自分という器を広げていかなければいけないですが、見識を高めていくためには、見る・聞く・行動の3つしかないと思います。

1.見る

 例えば、何かを始めたいと思ったときに、最初にやるのは見てみることではないでしょうか?仕事でも、字を書くのでも、最初はどうやってやるのかを見ますよね?

 

 見たことないのはできないので、手探りでやっていくことになりますが、結局、一度でも見てしまえば、そうなのかとやれることも多くなりますよね。見たこともない文字はかけないのが当たり前で、見たことがあれば真似することもできるので、見るのは本当に大切ですよね。

 

 見る行為に該当するのは、動画もありますが、書籍が見るという行為に対応しているので、書籍を読むのは、自分の見識を高めていくための基礎と言えます。ある特定の分野や知識を手に入れたいと思ったときに、その分野・知識に関する書籍を10冊読めば何となくわかることが出てくるとも言われるので、1冊読んで終わりにするのはもったいないですね。

 

 例えば、このブログはインターネットを使っていますが、ブログの書き方や作り方という書籍を1冊読めば何となく、概略はつかめるでしょうし、数冊読めば、共通しているところも多いので、知っているからと読まないところも出てきますよね。そして、疑問が出てくるところがあれば、疑問が解決できる書籍を読めば、ブログに対する知識はかなり深くなりますよね。

 

 これが見るという効果であり、読書の効果になるのですが、大切なのは、疑問を持つというところです。どんなことでも最初は全く分からない状態ですが、知ることが増えるにつれ、これはどういうことなのだろうか?どう関係するのだろうか?という疑問が出てきますが、疑問を解決した先が知識となり、その人独自の物が作れるようになります。

 

2.聞く

 見るというのを続けたとしても、まだまだ分からないことが多く残るのは当然です。例えば、先ほどもブログの例を出したのでブログの話で続けてみると、ブログを個人で作る、運営する方法は分かってきたけど、何がいいのか?この場合はどうしたらいいのか?という疑問が解決できるのが聞くということです。

 

 まだ分かりにくいですよね。ということで簡潔に言えば、詳しい人に「これってどうなの?」と尋ねたら解答が返ってきますよね。人に尋ねるだけでは成長しないと言われますが、書籍などを読んで疑問があって、初めて質問するのであれば、その人の形が形成していけることになりますが、何もせずに聞いて終わりの状態では、ただ聞いただけ、ただやっただけであって、本当の力・知識にはなっていないので、他の人から何かを尋ねられても答えられないですよね。

 

 答えられないということは、その人の知識・力にはなっていないので、その先の成長が限られてしまいます。もし、聞くことに専念するのであれば、その人の全てを聞かなければいけないので、セミナーなどに継続していくことで、書籍と同じように何故なのかという疑問が出てくることになります。

 

3.行動

 沢山の本を読んだ。詳しい人に尋ねて疑問も解決した。これだけだと、知識としては生理された状態ですが、自分の経験には足らないですよね。ブログの例で説明をしているので、行動をブログで例えれば、ブログを始めるのが行動です。

 

 ブログの運営・書き方について、苦労を知識として知っていて、経験者にも尋ねて知っていたとしても、自分がやってみて実感をしないと、本に書かれていること、人が言っていたことが本当だったか、嘘だったかという判定にならいです。

 

 本当か嘘かという定義は絶対的な物がないので正確ではないですが、個人としての考えでは、あの話は本当だった、あの話は嘘だったという気持ちになりますよね。これが個人としての考えの結論なので、何故、あの話と違う結果になったのだろうというのが分かれば、その人独自の見識になるので、これが財産になります。

 

 財産の積み重ねが人の見識に繋がっていくので、沢山、読んで、尋ねて、行動するのは非常に大切です。読むと尋ねるのは個人の知識となり、満足感につながりますが、行動があって初めて外に結果が現れるので、行動しなければ疑問に対する本当の成果は得られなくなります。

 

4.相互の関係

 見る・聞く・行動という3つを分けて説明していきましたが、本来は、全ての物が同時進行に進んでいくことが大切で、見る・聞くが多いと慎重、行動が多いと軽率と言われやすいですが、見て疑問が生じ、尋ねて疑問を解消して、行動してみることで、また疑問が生じるので、見て尋ね、行動を修正するのが見識を高めていくのに大切です。

 

 何かをやってみたいと思ったときに、見る・聞く・行動のどれかが強くなったとしても、一つとして欠けることなく行うのがスムーズに進めていくことには重要です。

 

 例えば、ブログって何だろうと思って、ネットで調べて読んでみて、周囲でブログをやっている人に尋ねてみながら、ブログを開設し、分からないことが出てきたら、またネットで調べて、より詳しい人に尋ねて修正をするので、どんなことでも見る・聞く・行動という3つは非常に大切な物になります。

 

 後は、人の性格と関係していくので、とりあえずやってみながら考えるという人もいるでしょうし、納得してから始めるという人もいるでしょうね。例えば、スマホや機械を購入した時に、説明書をどれぐらい見るかと考えたら、見ながら使って、尋ねて使うのが多いですよね。最初に知識だけを高めても全てを使いきれる訳ではないので、行動するのが成果を得るためには大切になります。

 

5.まとめ

 偉そうに書いていきましたが、今まで行ってきたことを自分の頭で整理したら、3つが大切なのだなと思ったので書いてみました。そんな私は読むこともしますが、本質的には行動ありきで、行動するために見る・尋ねるをしていることが多いのだなと振り返っていくことで気づきました。

 

 そして尋ねることが少なく、行動してみたい(やってみたい)から読んでみて、行動して試してみて、また読んでみるを続けているなという感じですね。実際にこのブログを運営していますが、ブログに対する知識はまだまだ低いままですし、ブログについて尋ねる環境はないので、読んでみて行動してみるの2点です。そのうち尋ねることが出来る人にお会いしたら、いろいろと尋ねたいことがあるので一気に質問が噴出してしまいそうです。

 

 こうやって考えてみると、物事を整理するときには、行動する前・行動する後という2点で考えていくことができ、細分化すれば今回のように3点で考えることができますし、行動を行動・修正としれば4点で考えていくことができるので、東洋医学で使っている陰陽思想、三才思想などはやっぱり哲学性があるので、何にでも応用できるのだなと実感しましたね。

Pocket