「問診」タグアーカイブ

便の状態と東洋医学

Pocket

 東洋医学の診察では身体の状態を細かく聞くことが必要で、二便についても尋ねていくことになりますが、どういったことを考えていけるのかをまとめてみたいと思います。 続きを読む 便の状態と東洋医学

Pocket

四診の神聖工巧は技術向上の過程をあらわす

Pocket

 四診は望聞問切という4つがあり、望診で分れば神、聞診で分れば聖、問診で分れば工、切診で分れば巧と言われ、『難経』六十一難に記載があります。 続きを読む 四診の神聖工巧は技術向上の過程をあらわす

Pocket

問診時には患者さんの心について考えることも大切です

Pocket

 問診のときは、いろいろな質問をして状態を把握していくことが大切ですが、症状や病気によって苦しんでいる患者さんの心についても考えていくことが大切です。 続きを読む 問診時には患者さんの心について考えることも大切です

Pocket

現病歴と既往歴

Pocket

 現病歴(げんびょうれき)は現在かかっている病気が、いつから、経過、治療、結果などを時間系列で書き、既往歴(きおうれき)は今までかかったことがある疾患について書くものです。 続きを読む 現病歴と既往歴

Pocket

患者さんの気持ちに寄り添う

Pocket

 患者さんの気持ちに寄り添うことが医療職として必要なことで、同情ではなく共感をしていくことが大切になります。 続きを読む 患者さんの気持ちに寄り添う

Pocket

問診の前にすること

Pocket

 東洋医学の診察は四診があり、視診でもある望診、音や匂いを診る聞診、話しを聞く問診、身体を触れていく切診があります。患者さんに対して四診を行うのが当然なのですが、診察をする前に大切なことがあります。 続きを読む 問診の前にすること

Pocket

東洋医学の診断法を身に付けるのに必要なこと―四診

Pocket

 東洋医学の診断法は四診と言われていて、見ることと関係する望診(ぼうしん)、聞く・臭いを嗅ぐのと関係をする聞診(ぶんしん)、話を聞いて身体の状態を把握する問診、身体を触って確認をしていく切診(せっしん)があります。 続きを読む 東洋医学の診断法を身に付けるのに必要なこと―四診

Pocket

問診での情報は時系列にしてストーリーにするのが大切です

Pocket

 治療をするときには問診をしますが、主訴に関することを聞くのが当たり前と言われますね。 続きを読む 問診での情報は時系列にしてストーリーにするのが大切です

Pocket

雑談に強くなる方法―きどにたてかけし衣食住

Pocket

 治療の現場、仕事、友人など、どんな場でも人は人との関わりの中で生きているので、会話というのが重要な要素で、会話を通じていくことによって信頼関係が構築されるので、雑談は強い方がいいですね。

 

 鍼灸の現場でも患者さんとの問診だけではなく、いろいろなことの話をしていくことが多いので、雑談力が上がれば、患者さんとの会話もしやすくなります。会話を広げる方法としては、以前に質問方としてオープンクエスチョンについて書いているので、質問の仕方についてはこちらを参考にしてください。

問診と雑談に強くなる―オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン

 

 雑談に強くなるというのは、自分が話すのが重要ではなく、相手と同じ内容の話しを共有することが大切になるので、話しやすい質問をすることが大切になっていきます。よく使われる方法としては、“きどにたてかけし衣食住”があり、すぐに話すことがないときにもよく使われます。

  • き:気候
  • ど:道楽(趣味)
  • に:ニュース
  • た:旅
  • て:テレビ
  • か:家庭や家族
  • け:健康
  • し:仕事
  • 衣:衣類など
  • 食:飲食物
  • 住:住居など

 

 それぞれの使い方は、自分の感想を伝えたり、相手から感想を聞いたりすることができますが、具体的な文章を以下に書いてみます。

  • き:今日は暖かいですね、寒くなってきましたね
  • ど:最近、はまっていることはありますか?
  • に:昨日・今朝のニュース見ました?
  • た:○○に行ったことありますか?行ってみたいところがあるのです
  • て:最近、テレビを見て思った、楽しかったなど感想と質問
  • か:お子さんはおいくつですか?
  • け:風邪ひいていませんか?体調はいかがですか?
  • し:最近の仕事は大変ですか?
  • 衣:その洋服はいいですね。
  • 食:あそこのレストラン行ってみました?
  • 住:どちらにお住まいですか?

 

 人と話しを始めるときに多いのは、「今日は暑いよね」から始まることって多くないですか?これは、話しを始める前の準備段階として考えることが出来ますが、“きどにたてかけし衣食住”を組み合わせて使うことも可能です。

 

「ニュースで今週は暑くなると言っていたけど、今日は本当に暑いよね?」

は日常会話の中でもよく使われますよね。これは、“き”と“に”の二つを使っていますよね。日常会話のほとんどは、これらを組み合わせることで成立っています。

 

「先日、お子さんがインフルエンザにかかったということですが、大丈夫ですか?ニュースでも流行っていると言っていましたし、仕事に影響が出ませんでしたか?」

とすれば、“に”“か”“け”“し”を組み合わせたものになりますよね。

 

 二つの文章を見比べてもらうと、自分が尋ねられたときのことも考えると、最初の文章の方が短くて分かりやすいし、答えやすいですよね。二つ目の文章では、質問項目が2つと感想が入っているので、質問に対する回答が2つ、感想・意見に対しての言葉も考えると3つを答える必要があります。

 

 ここまでは誰でも簡単に質問をすることができ、雑談に入ることが出来るのでしょうが、この先が難しいのだと思います。例えば、“きどにたてかけし衣食住”に関して全て聞いてしまえば、ただの質問と回答で終わってしまうので、話しが盛り上がることが少ないですよね。

 

 では、何が重要かと言うと、相手が沢山話すようにするというのが重要なところになっていきます。例えば、“きどにたてかけし衣食住”を順番に尋ねていって回答が得られたときに、こういう場面はないですかね。

 

「子どもがインフルエンザに罹ったときは“本当に”大変だったのですよ。」

 

 ここで出た“本当に”というのは、その人の中でストーリーがあるので、尋ねていくと、情報が多く出てきて、相手も話しことで満足をすることが多いですね。雑談を強めていくのには、ただ言葉のやり取りをするだけではなく、感情やストーリーが入っている必要があるので、その人に気になることを拾っていくことが重要になります。

 

 もっと単純に言ってしまえば、“相手の好きなこと”を尋ねるのが一番、雑談力があがることが多いです。例えば、仕事に対して真剣な人であれば、仕事に対する考え方などを尋ねていくと、話したくても話せないこともあるためか、よく話しをしてくれることも多いです。

 

 多くの人は、何か好きなことや流行っていることがあるので、その知識を教わるつもりで質問をなげかけていくと、よく話をしてくれることが多いですね。逆に話し過ぎて終わらないので、終わる方が難しくなってしまうことがあるので、雑談に強くなるには、相手から引き出すのも大切になります。

 

 雑談に強くなるということで、自分が何かを話さなければいけないというのは非常に大変なことなので、相手に話しをしてもらうのが簡単で、信頼関係を構築しやすい方法になります。

 

 自分で話しをするのであれば、多くの人が知りたい内容についてよく知っておくか、面白い話を覚えておくのがいいですね。こういった場合だと、落語がいいという話しが出てくることもあるので、落語を聞いてみて、話しの間の取り方や表情などを勉強するのもいいですね。

 

 雑談に強くなるためには、相手に話をしてもらうというのも大切なのですが、政治・宗教に関しては注意をする必要があります。政治・宗教に対する考え方は人によって違うのも当然なので、政治・宗教では自分の意見というのが出てきてしまいますが、違いが大きいと、議論になってしまいます。

 

 もちろん、相手と理解をしていくためには議論は大切なのですが、雑談をするつもりが議論になってしまい、お互いに熱くなって喧嘩になってしまえば、雑談をしようとした意味を失ってしまうので、注意が必要ですね。

 

 お互いの意見が合っているときは問題ないと言えますが、他の人がいる場であれば、違う意見を持った人もいるので、議論や情報交換をする場でない限りは、あまり多く関わらないようにして、話しを反らすことが大切になります。

 

 似たようなもので、身近な物はスポーツチームの好き嫌いもあるので、感情が移入しやすい物は注意が必要な物とも言えますね。

Pocket

肩こりの問診

Pocket

 治療院でよくみかける疾患は肩こりですが、肩こりの問診で重要なことがいくつかあるので、肩こりの人に対してどういった問診をした方がいいのかについて書いていきたいと思います。 続きを読む 肩こりの問診

Pocket