1.精は何か?
東洋医学を勉強すると、気も重要だけど、精も重要だという話をされると思いますが、簡単に考えれば、生命についての説明の前提が違うものです。 続きを読む 生殖能力と東洋医学―精と気
鍼を刺入するときに、背部はよく用いていきますが、危険部位を理解していないと、気胸も起こしてしまう部位なので、注意が必要ですが、上背部は肩甲骨という指標があるので、身体の構造を比較的正確に想像することができるので触診においては大切なところです。 続きを読む 肩甲骨を正確に触れていますか?―触診の基本
1.何故、流派があるか
鍼灸治療には流派と呼ばれるものがあり、大小合わせると分からないぐらいあります。そんなにあると治療内容はどうなるかと言えば、治療に対する考え方が違うので治療内容も代わってきます。 続きを読む 鍼灸の流派はどう選ぶか
身体の中には水分が多く含まれていて、成人男性では身体の60%が水分と言われています。水分が2%失われると喉が渇き、5%程度失われると脱水症状が生じ始めて、10%以上になると生命の危機が生じてしまうほど重要な水は東洋医学では津液(しんえき)と言われます。 続きを読む 身体の中の水分―津液の話し
元気・宗気・衛気・営気については以前にもブログにも書きましたが、この4つの気というのがどうやって考えられたかと言えば、人が生きている状態をそれぞれの気により分類していった結果になると思います。 続きを読む 気は陰陽論で分類されるー気の種類
学校に入学してから最初に練習するのは片手送管や切皮で、その後に刺入を刺鍼練習機や自分の身体に刺すことを練習していくことが多いと思いますが、資格を取ってからも刺入の基本として大切なのは直刺になります。 続きを読む 鍼の刺入は直刺が基本です
このブログでは鍼灸ということで東洋医学の話をしていっていますが、東洋医学という表現自体は実はおかしいものになってしまいます。東洋医学とは西洋医学と区別をしてつけられたものであり、発達した場所を指していくので、本来は東洋医学=鍼灸という訳ではありません。 続きを読む 鍼灸は東洋医学?
暑くもなく寒くもない秋は、過ごしやすいので食欲の秋、スポーツの秋などが言われますが、何故でしょうか? 環境変化が身体にもたらす働きを東洋医学から考えていったときに、大切なことがあります。 続きを読む 食欲の秋はなぜ起こる?―喜燥悪湿
五行については相性ということで相生・相克という話をしたかと思いますが、これは昔から使われていることで、中国古代の王様も誰にも相談できないし、判断できないので、どこの国と仲良くするか、戦うかというのを決定するのに使われてもきたので、五行を相性として用いるというのは昔から行われています。 続きを読む 風水と東洋医学ー五行
このブログを書くに当たり、もう一度、勉強し直そうと思い、鍼灸学校の教科書である、東洋医学概論を見ようと思ったのですが、22年ぶりに『東洋医学概論』から『新版東洋医学概論』に教科書が変わったということなので、手に入れました。 続きを読む 東洋医学概論の教科書が変わっている