人間に限らず、動植物の働きをシンプルに考えてみると、生物の根本は一本になり、人は気管・消化管・血管という3本で成り立っているので、この3本の管に関わる東洋医学の気・血(けつ)・津液(しんえき)は生命の根本と考えることができるのではないでしょうか。 続きを読む 管である人間と気血津液
「天地人三才思想」タグアーカイブ
天人合一思想―天人相応
心身一元論
治療院のメニューの作り方
治療院だと1治療でいくらという料金設定をしている治療院は多いですが、何をするのかがイメージしにくいので、イメージがしやすいように治療院のメニューを考えているところもありますが、どういった視点で考えればいいのでしょうか。 続きを読む 治療院のメニューの作り方
経絡は陰陽論が大切
脈診の簡単な使い方
脈診は東洋医学ではよく使われる方法で、代表的な診察法になりますが、触った感覚を自分で決定をしないといけないので、技術として難しいと感じる人も多いですが、非常に簡単な方法でもあります。 続きを読む 脈診の簡単な使い方
東洋医学の考え方
1.整体観
東洋医学は臓腑・経絡を用いて、体を整える観方がある。
2.天人合一思想
人間の脈が大地で言う川であるというように、人と自然が一体であるという考え方。
3.人体を小自然(小宇宙)と見る
宇宙が様々な惑星などが集まって機能しているように、人間の身体も臓腑や筋骨などが集まって機能していること。
4.天地人三才思想
人は天と地の調和で出来ているという考え方。物事を3つに分ける考え方でもある。
5.陰陽論
陰陽論は物事を2つに分ける考え方であると同時に、寒熱バランスとしても考えられる。対立:陰陽は対立する
- 互根(依存):対立した概念が必要
- 制約:お互いにバランスを取る働きがある
- 消長:陰陽の量的変化(陰が増える、陽が増える)
- 転化:陰陽の質的変化(陰が陽、陽が陰に変わる)
- 可分:陰陽は分けることが出来ること
6.五行
木火土金水とも言われ、相生・相克関係がある。相克関係が強くなることを相乘とも言え、逆の働きを相侮と言う。
- 木:曲直→成長、昇発
- 火:炎上→温熱、上昇
- 土:稼穡→継承、受納、生化
- 金:従革→清潔、粛降、収斂
- 水:潤下→滋潤、下降、寒涼
天地人三才思想とは
東洋医学には様々な思想があり、気の思想や天人合一思想は物事を一つとして捉える方法で、陰陽論は2つに分類する考え方になります。東洋医学を使う際に、これだけでいいかというと、様々な病気を分類把握するためには足らないので、東洋哲学思想である三才思想や五行思想も取り入れられています。
今回は、この三才思想について書いていきます。 続きを読む 天地人三才思想とは