蔵象の用語のまとめです。臓の働きの詳細は臓の名前をクリックしてください。腑の詳細は「腑の働き」になります。
肝:第9胸椎、将軍、謀慮、罷極の本
- 疏泄:舒展、通暢とも言われ、気機の調節、脾胃の補助、生殖の発来、胆汁
- 蔵血:血の貯蔵と調節
- 昇発:上昇と発散
- 条達:曲直と同様
心:第5胸椎、君主、神明、生の本
- 主血:血の運行
- 神志:精神、意識、生命活動
- 陽気を主る:全身の陽気を主る
- 臓腑を統括:臓腑を統括
心包:第4胸椎、臣使、喜怒哀楽
- 膻中:別名、心包絡ともいう
脾:第11胸椎、倉廩、五味、後天の本
- 運化:消化吸収、気血を運ぶ
- 統血:血を漏れないようにする
- 昇清:気血を上に送る、内臓の位置調節
- 喜燥悪湿:乾燥を好む
肺:第3胸椎、相傅、治節、気の本
- 宣発:気や津液を全身へ送る
- 粛降:気や津液を下降する働き、清潔
- 主気:呼吸、一身の気
- 華蓋:臓腑の一番上
- 矯臓:弱い臓
腎:第2腰椎、作強、技巧、封藏の本
- 蔵精:天癸、生命力
- 主水:排尿調節
- 納気:吸気
- 陰陽の根本:水火の宅
胆:第10胸椎、中正(中精)、決断
- 胆汁:貯蔵と排泄
- 決断:決断力と関係
小腸:第1仙骨、受盛
- 泌別:身体に必要・不要な清濁を分ける
三焦:決瀆、水道
- 諸気:原気の通り道
- 水液の通路:三焦の気化は発汗
- ※三焦は上焦、中焦、三焦と部位分けの意味を持つことがある
胃:第12胸椎、倉廩、五味
- 受納:飲食物を入れる(食欲不振と関係)
- 腐熟:消化する働き(消化不良)
- 通降:降濁。飲食物を降ろして排泄(便秘、嘔吐)
大腸:第4腰椎、伝導、糟粕
- 伝化:糟粕(便)を伝導
膀胱:第2仙骨、州都
- 貯尿:約束とも言われる
- 排尿:膀胱の気化により排尿