「衝脈」タグアーカイブ

奇経の働き―奇経と正経の関係

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 正経は臓腑と接続し、相互に接続することで全身を循環しているので、一つの体系としてまとまっていますが、奇経は正経と関わりながら独自の体系をしているので、特殊な物の一つですね。 続きを読む 奇経の働き―奇経と正経の関係

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経遅(けいち)―月経異常と東洋医学

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 東洋医学では、月経周期が7日以上遅くなってしまった場合は月経異常である経遅として考えていきます。 続きを読む 経遅(けいち)―月経異常と東洋医学

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子宮筋腫と鍼灸治療

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 子宮筋腫は多くの女性が持っていると言われるものなので、治療に通っている患者さんの中に子宮筋腫を持っている人は多いと思います。 続きを読む 子宮筋腫と鍼灸治療

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つわりと東洋医学

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 つわりは一般的には妊娠4~6週目ぐらいから始まり、妊娠12~16週目ぐらいには落ち着いてくることが多く、つわりのピークは妊娠7~9週目ぐらいになることが多いです。 続きを読む つわりと東洋医学

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公孫

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 公孫穴は足太陰脾経の絡穴であると同時に奇経八脈の一つである衝脈の八脈交会穴になるので、治療で使われる頻度が高い経穴の一つではないでしょうか。 続きを読む 公孫

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内関

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 手厥陰心包経の絡穴でもあり、陰維脈の八脈交会穴である、内関は治療の中でも使いやすいところでもあるので、多くの方が使用している経穴ではないかと思います。 続きを読む 内関

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奇経のツボは交会穴

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 奇経は督脈と任脈以外は自分の経穴を持たないと言われていますが、督・任脈以外の奇経は正経のツボを使っていくので、交会穴がメインになります。

 

 交会穴は経穴が交わるということを言っているもので、有名なのは足三陰経の交会穴と言われる三陰交ですね。三陰交以外にも多くのツボが交会穴になっていて、特に奇経八脈は督・任脈以外は全て交会穴になります。

 

 経絡とツボの話しでは路線と駅名に近いというのは以前のブログにも書きましたが、複数の路線が関係する駅はターミナル駅として重要な機能を持つので、交会穴は治療効果が高い所と考えられます。

 

 経絡の基礎に関しては、以前のブログでも書いていますので参考にどうぞ。

経絡とは何か

経絡は何本あるか―正経と奇経

 

 督脈と任脈はそれぞれツボを持っていますし、ツボを探すときの基準ともなるので、覚えておくことが多いですが、それ以外の奇経は、八脈交会穴以外はあまり記憶にない方が多いのではないでしょうか。

 

 実は、私も督脈と任脈以外の奇経はどのツボが関係するかというのは、ほとんど覚えていない状況です。八脈交会穴を用いれば治療が出来てしまうので、あまり意識をして学習することがなかったです。ただし、奇経の流注の特徴としては、どの辺りに走行をしているのかのイメージを持つのは経絡をイメージしながら治療するのに大切です。

 

 例えば、衝脈の八脈交会穴は脾経の公孫になるのですが、それ以外の走行では腹部に関係するツボが多いので、ほとんどが腹部腎経と関係をしています。そのため、衝脈を使うときには、女子胞に接続をするから生殖器疾患に使えるという知識だけではなく、腎経と強く関係をするので、生殖器疾患に使えると考えると、自分の中での理由付けがさらに明確になります。

 

 治療効果が上がるというものではないですが、「効果があるのかな?」と考えて治療するのではなく、「効果があるだろう」の方が前向きですし、「効果を上げるにはどうするか?」という次の課題を考えるきっかけにもなります。

 

 他の奇経はどうかと言えば、他に特徴的なのは帯脈と言われる帯脈がありますが、肝胆の腹部のツボと関係をします。帯脈はその走行が特徴としてあげられることが多いので、上下の不通による病や左右のバランス失調に対して使うことも出来ます。

 

 陽蹻脈・陰蹻脈は関連するツボはいろいろな経絡と関わっていくのですが、根底にある考えが、陽蹻脈は足太陽の別脈なので、膀胱経と大きく関係をし、陰蹻脈は足少陰の別脈なので、腎経と大きく関係をするというのが重要です。

 

 奇経は、正経の調節や管理を行っているので、普段は正経を意識して治療をしている場合は、症状がなかなか変化をしないときには、奇経と関係をする八脈交会穴を用いてみようかと考えることが出来るので、治療の中で奥の手として出すことも可能です。

 

 今までも伝わっていると考えられるので、八脈交会穴は効果が高いと考えられるので、膀胱や腎に関係するのであれば陽蹻脈・陰蹻脈の八脈交会穴で治療を行ってしまうのが効率的ではないかと考えるのも可能です。

 

 治療には、完全な正解はないので、患者さんに対する治療は謎解きのようなものです。よい効果を出せる作用がツボを覚えておいて、患者さんの状態によって使い分けていくというのが重要ですし、経験していかなければいけないので重要なツボは要穴(かなめ、重要なツボ)と言われています。

 

 陽維脈・陰維脈は陽蹻脈・陰蹻脈と同じようにいろいろな経絡に関連していくので、走行として覚えていくのが大変なものです。陽蹻脈・陰蹻脈は膀胱・腎経として考えればいいので、覚えることが省略できましたが、陽維脈・陰維脈の省略はどうしたらいいでしょうか。

 

 陰陽は、空間を分けて考えることができるものなので、陰は内・前、陽は外・後と関係をしていくので、空間としての陰陽を考えていけば細かいツボを覚えなくても対応できますが、何を言っているのか、今一つ分からないというところですよね。

 

 陽維脈・陰維脈はそれぞれ陽経・陰経をまとめていくという機能があり、関連する病証からも身体の外側の病と身体の内側の病と分けて考えることが出来るので、病気を空間的に把握することによって使い分けることができます。

 

 ちょっと分かりにくいですが、このまま読んで頂きたいと思います。身体の外側の病というのは、外邪が関係することが多いので、風邪や外部環境の変化によって病になっているようであれば、陽の病になるので、陽維脈で対応することができます。

 

 身体の内側の病というのは、内臓器の疾患が中心になってきていて、一番の問題になるのは生命の元が壊れてしまうことなので、生命の中枢と言えるのが身体の中の重要なものである、心になるので、心が納まっている胸部の問題と関係をしやすいです。他には、身体の内側と関係をするので、内臓疾患に対応させて治療を行うことができます。

 

 奇経自体は、教科書・書籍でも細かい記載がないので、自分の中で消化をするものになるので、私は時間がかかりましたが、このように整理をして使っています。

 

奇経に関しても過去にも書いていますので参考にどうぞ。

督脈

任脈

衝脈

帯脈

陽維脈と陰維脈

陽蹻脈と陰蹻脈

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衝脈

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 衝脈は奇経八脈の一つであり、十二正経の海とも呼ばれ、血海と言われています。今回は、この衝脈について書いてみたいと思います。 続きを読む 衝脈

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奇恒の腑の働き

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 東洋医学では、内臓を臓と腑に分けていますが、臓と腑に該当しない例外を奇恒の腑と呼びます。臓・腑・奇恒の腑はそれぞれ6つあります。 続きを読む 奇恒の腑の働き

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