肺の働きは宣発・粛降があり、上下内外の働きに関係する性質がありますが、本質的な働きは「降」に関係をしています。東洋医学の考えでは、陰と陽は相互に補完し合う関係になるので、「降」というのは「昇」にも影響することになり、「降」は陰であり、「昇」は陽になるので肺の働きには陰陽があることになります。 続きを読む 肺の働きと陰陽―肺の基本は降の働き
「蔵象」カテゴリーアーカイブ
東洋医学の小腸と治療
東洋医学では、臓腑、気血津液精などの異常を合わせて治療を組み立てていくことが多く、治療でも病証としても臓で考えていくことが多いのですが、腑を治療の中心に考えてみるのも面白いのではないかと思って治療で使ってみています。 続きを読む 東洋医学の小腸と治療
疏泄の太過と不及は感情の虚実
便の状態と東洋医学
身体の体質は昇と降
東洋医学では身体の状態を決定するのに、証(しょう)を決定するのですが、証を決定していくためには、いろいろな証を覚えておかなければいけないので、知識が貯まるまでは、なかなか難しいと感じるのではないでしょうか。 続きを読む 身体の体質は昇と降
三焦とは―2つの三焦
三焦は腑の一つでもありますが、身体の部位とも関係している用語として出てくるので、慣れるまでは理解しにくいのではないでしょうか。三焦は現代医学の用語にはなく、東洋医学のみで使用されるので余計にイメージもしにくいですね。 続きを読む 三焦とは―2つの三焦
ストレスと肝
五臓と気血津液精神
疏泄の太過と不及―気滞の虚実
肝の病証を見ていくと良く出てくるのが疏泄の太過と不及という単語になります。疏泄の太過はイライラしやすく怒りっぽくなり、疏泄の不及は気持ちが落ち込むことになります。 続きを読む 疏泄の太過と不及―気滞の虚実