大承気湯は傷寒の病である陽明病のときに用いられる漢方薬で、一般的には便秘に用いられる物という認識があるのではないでしょうか。 続きを読む 大承気湯(だいじょうきとう)
「東洋医学」カテゴリーアーカイブ
肺・脾・肝の相互関係―昇降との関係
臓腑は相互に協調して働くことによって生命現象を成り立たせていて、気が循環していることが必要になりますが、気の循環に関しては、肺・脾・肝の協調関係が大切になります。 続きを読む 肺・脾・肝の相互関係―昇降との関係
痃癖(けんぺき)
陽虚と陽実に対する治療
陽虚と陽実は、風邪(かぜ)の状態で症状が違う場合を指すことがありますが、陽虚は冷え、陽実は熱として考えていくことができるので、どういった状態についての話なのか注意しないといけないです。 続きを読む 陽虚と陽実に対する治療
胃の病証
胃は他の腑と比べて生理的な働きが多いので、生理的な働きが低下をした病証も多くあります。腹痛、食欲不振、消化不良、悪心、嘔吐、便秘などは胃の働きの低下と関係をしやすいのですが、脾の病証と似てくる物があるので混乱しやすいと思います。 続きを読む 胃の病証
積聚(しゃくじゅ)
積聚は腹部の硬結のことであり、深部にあるのが積で表層にあるのが聚で、固定性が積で遊走性が聚にもなります。積聚は古典文献では『霊枢』の五変と『難経』の五十五・五十六難に記載があります。 続きを読む 積聚(しゃくじゅ)