東洋医学の体質分類

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 東洋医学では体質を分類するという方法がありますが、体質分類する方法は何種類かあります。

 体質分類をする上では基準となるものがないといけないので、最少の分類は陰陽での分類になります。これは陰気な人、陽気な人という言葉で表現をすることができますが、陰陽は様々な意味を含んだ単語になるので、熱がりの人は陽気な人、寒がりの人は陰気な人と分けることもできます。陰陽については、こちらを参考にしてください。

東洋医学の陰陽って何?

 

 数字で数えていくと、2の次は3なので、体質分類も3つで分けることができます。3つに関わる思想は、「天地人三才思想とは」で説明した三才思想と関係をするもので、先ほどの分類に一つを足すことが出来るので、陰気な人、陽気な人、間の人というようにすることができます。

 

 数字で言えば次は4になるのですが、4は陰陽論で説明を出来てしまうので、使われていないですね。例えば、陽気な人・陰気な人という分類をして陽気な人の中でさらに陽気な人と陰気な人というように、同じ分類を続けて行えば、4つになるので、体質分類をしても陰陽論での分類なので、先ほどの2つに分けるのと変わりがなくなります。

 

 数字で言えば次は5ですが、これが東洋医学の体質分類で重要なものになります。五行は物事を5つに分ける方法で、体質分類だけではなく、相性などにも使うことが出来る方法になります。

東洋医学で考える相性―五行

風水と東洋医学―五行

 

 5つに分けるのは各臓腑に分類をしていくので、に分けて考えることが出来ます。体質分類を使用としても、いきなり臓に分類することが出来ないので、五行を使った体質分類は、知識と理解力が必要になっていきます。

 

 知識に関しては、五行に対する基礎知識になってしまうのですが、五行は曲直・炎上・稼穡・従革・潤下という内容で分けられるので、活発な人であれば曲直と関係をしやすいとすることができ、光り輝く太陽のようであれば炎上と関係をしやすいとすることができ、人を生かすような人であれば稼穡とすることができ、調節する力が強い人は従革とすることができ、我慢強い人は潤下とすることが出来ます。

 

 その人の大まかな傾向から、体質を分類して何が分かるかと言うと、五臓にはそれぞれ働きと生じやすい症状があるので、どういった症状が発生する可能性が高いかを考えることが出来ます。

 

 特徴的な症状は、肝であればストレスや足のつり、眼精疲労と関係をしやすく、心であれば循環器疾患、胸痛や不眠が関係をしやすく、脾であれば消化器疾患が関係をしやすく、肺であれば呼吸器疾患と関係をしやすく、腎であれば生殖・泌尿器疾患と関係をしやすいというのが分かります。

 

 例えば、咳がよく出やすい人であれば、肺の人と考えることが出来るので、性格的にはどうなのかを考えていくことが出来るのが東洋医学の体質分類であり、身体に対する考え方になります。

 

 最初の頃は、こういったつながりになっていくのがさっぱり分からなかったので、理解をするまでは苦労をしましたが、陰陽・五行の基礎をしっかりと頭の中に入れておくと、様々な事柄に応用をしていくことが出来ます。

 

 書籍や雑誌などでは、東洋医学は気血水(津液)で身体のことを考えると言われていて、体質分類も気血水で行うという考え方もあるのですが、分類が3つなので、比較的分けやすいし、使いやすいものになります。

気の分類

気の作用

東洋医学の血と現代医学の血液の違いは?

身体の中の水分―津液の話し

 

 気血津液は東洋医学で考える基本的な内容なのですが、気血津液の生成と運行は、五臓によって成り立っているので、気血津液から体質分類を行って、臓にどんな影響が生じているのかを考えていくか、臓から体質分類を行って、気血津液にどんな状態が生じているのかを考えるのは当たり前になってくることなので、気血津液と五臓に関しては連携をして体質分類を出来る方法になります。

 

 体質分類を行っていくのが何故重要なのかと言えば、治療をするときにどのようにしていくのかを考える方法でもあるので、分類が出来るというのが治療に取っても重要になります。

 

 体質分類を行うのには、分ける方法を知っておくことが大切になるので、分ける方法として東洋医学では弁証法というのがあります。弁証法とは、その人の体質をどのように把握したのかを明確にするものにもなるので、東洋医学の治療の中では非常に重視をされているものです。代表的なものとして、以前に「八綱弁証」を紹介しましたが、その人に起きている症状をまとめていくことで八綱弁証として体質を分類していくことが出来ます。

 

 弁証法はいろいろな物があるのですが、まだまだブログでも紹介しきれていはいないので、順次、載せていきたいと思います。

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