過去には劇的に治った症例を書きましたが、治療の中ではよくならなかった症例も多いです。 続きを読む 治らなかった症例
「症例」タグアーカイブ
幻肢痛の治療
手足などを切断して、無くなったところが痛いのを幻肢痛と言いますが、痛みを感じる部位が無いので、治療でどうしていいのか分からないですが、鍼灸師として駆け出しの頃に治療をしたことがあります。 続きを読む 幻肢痛の治療
めまいの問診―良性発作性頭位めまい症
症例12_解説と治療
この症例は典型的な脾気虚による症例です。鍼灸院であれば、お腹の調子について話しをすることも多いですが、整骨院で痛みに対して治療をしているときだと、内臓の不調については話をしないので、大便の状態などを尋ねてみると、典型的な状態の方もかなり多くいますよ。 続きを読む 症例12_解説と治療
症例12_問題
33歳の男性。昔からお腹が弱く、排便をするときは水のような便になる。一日の排便回数は3回程度のことが多い。食後に行くことが多いが、食事内容や量によってはもっと数が多くなることが多い。 続きを読む 症例12_問題
症例11_解説と治療
症例11は脾胃湿熱による副鼻腔炎と考えることができます。病能としては、湿熱が強い訳ではないですが、もともとの身体の状態が脾胃の働きが停滞しやすく湿邪が阻滞しているので、外邪によって気血のめぐりが悪くなったのと、体内に阻滞している湿が熱化をして発症していると考えられます。 続きを読む 症例11_解説と治療
症例11_問題
35歳の男性。1年前に副鼻腔炎になり、寒くなってきたからか、また副鼻腔炎の症状が出てきて、鼻つまり、頭痛、頭がぼーとする感じが続いている。咳と喉の違和感もあるので、仕事に集中できない状態が続いている。
昨年に初めて副鼻腔炎になったが、それ以降、風邪気味になると副鼻腔炎になってしまい、体調が悪くなりやすいのが続いている。副鼻腔炎になると、集中できないだけではなく、食欲も湧かなくなることが多い。
鼻水は黄色の状態のものが出ることが多いが、最初は水様性。2か月に一度、風邪をひいたような状態になっていて、4か月に一度、副鼻腔炎になっている。病院に行って、その都度、薬をもらっているが、症状が緩和されるだけで、治るということがない。
鼻の症状が落ち着いてくると咳が欲出てきて、夜にも咳が強くなるので、眠れないことがよくある。背中が辛くなるので通っているが、鼻の症状も変化させてもらえるのであれば、助かるので、よくしてほしい。
食欲は昔からあるが、それほど多く食べることがない。足がだるくなりやすいので、歩くとすぐに疲れてしまう。睡眠は昔から眠れているが、入眠に時間がかかることがある。鼻は昔から鼻炎を起こしやすい。
昔は原因が思い当たらないのに、鼻血が出ることもあったが、最近は出ることはなくなってきた。便は便秘になることもあるが、下痢になることもある。体調が崩れると下痢になることが多い。
昔から身体がだるいと感じることもあり、よく眠たくなっていたので、よく寝ていた方である。
症例10_解説と治療
症例10の解説と治療ですが、この症例は脾陽虚と考えがちになりますが、肝うつ気滞による下痢と考えられます。肝気のうっ滞が生じ、脾の働きを低下させてしまっているので、下痢になっています。 続きを読む 症例10_解説と治療